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2009-04-15

Jp-Chat PatchおよびJpn to Eng Patch更新

フォーラムやメールでJp-Chat PatchとJpn to Eng Patchが正常に動作していないとの報告を受けていたため、これらの動作を確認して問題点を修正しました。

以前の記事でも書きましたが、不具合のあったバージョンに更新したときにmpqアーカイバをmpq2kからWinMPQに変更しました。
mpq2kとWinMPQは共にコマンドラインでのファイル操作が可能で、書式もほぼ同じになっています。
このため、移行時にmpq2k用のスクリプトをそのままWinMPQ用に転用していました。
これが不具合の原因になっていたようです。

mpq2kとWinMPQではコマンドの書式はほぼ同じであるものの、パラメータの挙動は若干異なっていたようです。
今回の場合はmpqへのファイル挿入コマンドの挙動の違いが原因でした。
異なった点は2つ。

1つ目は単体ファイル挿入時の挙動について。
mpq2kでファイル挿入時にmpq内のパスを指定する場合には、挿入したいディレクトリを指定しておけばファイル名は自動的に元のファイル名と同じになって挿入されました。
これと同じことをWinMPQで行いたい場合は、ファイル名まできちんと記述しないと無名のファイルとして挿入されてしまうようです。

2つ目は/rオプションとワイルドカードを使用した複数ファイル挿入時の挙動について。
mpq2kでは/rオプションを使用して階層を維持したままワイルドカードで複数のディレクトリやファイルを挿入する場合、挿入先の指定時にはmpq内のルートから見たパスを入力しなくてはなりませんでした。
このため、data\local\の中にあるファイルを階層を維持したまま挿入したい場合には挿入先をdata\local\と記述しなければなりませんでした。
WinMPQではルートからではなく、ワイルドカードを記述したディレクトリから見たパスを入力しなければならなくなっていました。
このため、同じ記述のままWinMPQでコマンドを実行した場合には挿入先がdata\local\data\local\になってしまいます。
これを回避するためにWinMPQでは挿入先は指定せず、省略するのが良いようです。

以上のことを考慮してスクリプトを修正しました。
これで正常に動作するようになっていると思います。
もし、これでもまだ動かないようであればまた報告してくださると助かります。

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